ボストンテリアについて



ボストンテリアの特徴

ピンと立った耳が特徴的なボストンテリアは
愛嬌がありながらどこか知的さを感じさせる顔立ちです。
体型はスリムで筋肉質、艶のある短い被毛により
体のラインが際立ち、しっかりとした筋肉はしなやかで弾力があります。
尾はストレートか渦を巻いているスクリューで
いずれにしてもお尻の先にちょこんとついた短く先細りの形をしています。
動きは速く活発で、身体能力は高くアグレッシブな一面があります。

ボストンテリアの毛質

艶がある短毛のスムースコートで、毛はやや硬く太め、密度が高く厚めの被毛です。
上毛、下毛のあるダブルコートで換毛時の抜け毛もありますので
日頃から櫛や素手で撫で、清潔を保ちましょう。

ボストンテリアの毛色はボストンカラーといわれ
ブラック&ホワイトをイメージしがちですが
黒の中に黒以外の色で模様が入っている
ブリンドル&ホワイトの割合が高いです。

ボストンテリアの性格

熱くなりやすく、夢中になってしまう面がありますが
それはあくまでしつけや人との共存の考えがない場合であり
実際はとても頭がよく人と接するのが大好きで
飼い主の顔色をうかがってしまう程繊細で献身的な性格です。
飼い主がリーダーであるという事の線引きがあり、状況を理解し
それに合った行動と気遣いが出来、協調性があります。

注意点としては無理や我慢をするところがあり
体調不良やケガなどは飼い主による観察が必要な事と
喜んでもらえる事、褒められる事が好きなので
強めに怒られたりするとしょんぼりしてしまうところがあります。

ボストンテリアのしつけ

頭がよいので、しつけはさほど難しくありません。
おやつを手に持ち、お座りと繰り返し伝えながらおやつを持った手を
頭の上の方に伸ばし見上げさせ、もう片側の手でおしりを下に撫でます。
するとおすわりの姿勢になるので褒めながらおやつをあげます。
お座りなどはすぐ覚え、おやつを持って近づけばかしこまる様になります。
待ても同様です。
おすわりしたところで、おやつを持った手を開き、待てと言い、おやつを食べようとしたら
待てと伝え手を引きながら閉じます。
待てと伝え、すぐ食べなくなればあとは待ての時間を少しづつ伸ばすだけです。
きちんと出来たら褒めながらおやつをあげて下さい。

性格上熱くなりやすい部分があるので、お座りと待てはなるべく早めに覚えさせ
人が発する音に意味があり、自分に対しての何らかの指示だという考えが生まれれば
冷静に考える事が出来るようになります。

ボストンテリアのシャンプー

基本は手で撫でてあげるだけでスムースコート特有の艶が出る為
シャンプーは特別必要ありませんが、シャンプーする場合
爪を立てないように指先で皮膚をマッサージするようにシャンプーして下さい。
いきなりシャワーを体に当てたりすると驚くと思うので
床に近い位置でお湯を出し、自身の手に当て、大丈夫なものとして見せてから
体の低い位置からゆっくりとシャワーを当てます。
シャンプーが出来たらタオルドライします。
ボストンテリアの被毛は短いですが密度があります。
毛の流れ通りに拭うだけではなかなか乾きませんが一旦毛の流れ通りに揉むように拭き
次に毛の流れとは逆に、と拭えば大体乾きます。

ボストンテリアと散歩

体を動かす事が好きなので散歩に連れて行ってもらえると喜びます。
時間は大体30分程度、初めのうちは慣れないかも知れませんが、次第に歩くようになります。
散歩の際は首輪、ハーネスなどサイズをしっかり調整して下さい。
ボストンテリアの被毛はツルツルしてますので、緩いと何かに驚いた拍子に後退し
そのまま抜けてしまう事があります。
逆にゼェゼェ言うようでしたら緩める必要があります。
鼻の短い短頭種ですので体の熱を外に出すのが得意ではありませんが
性格上、無理をしたり我慢する犬種です。
夏は様子をよく見て涼しい時間帯か距離を短くしましょう。
熱中症対策として水分をとること、熱いアスファルトによる肉球のやけどに注意して下さい。
散歩とは違いますが、まれに冬におなかの調子を崩す場合があります。
冷えからくる腹痛の場合、服や腹巻きなどで対処する事で改善される事があります。
カイロなどもよいですが直に当てますとやけどする可能性があるのでタオルなどで包んで当ててあげて下さい。

最後に

以上が大まかなボストンテリアの説明となります。
ボストンテリアと一言で言っても性格は様々です。
見学時にも説明させていただきますが
飼育するにあたりご不明な点などございましたら
アフターフォローとして随時受け付けておりますので
なんなりとご質問下さい。
当犬舎のボストンテリア達はこちらです。
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